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「マンジャロダイエット」という誤謬

  • 執筆者の写真: MyMedipro株式会社(運営)
    MyMedipro株式会社(運営)
  • 3 日前
  • 読了時間: 7分

更新日:1 日前

先進国・日本の医療コンプライアンス危機と、孤軍奮闘する一MyMedipro(株)の使命



ゼップバウンドを知らずに「マンジャロダイエット」を宣伝する医師たち——これは先進国として恥ずべき現状です


2025年、世界の肥満治療は歴史的な転換点を迎えました。チルゼパチドという画期的な二重インクレチン受容体作動薬が登場し、肥満症治療薬として正式に承認された製品が「ゼップバウンド(Zepbound)」です。一方、同じ成分チルゼパチドを用いながら、適応症が「2型糖尿病の治療」に限定されているのが「マンジャロ(Mounjaro)」です。


この二つは、同じ有効成分を持ちながら、承認適応が根本的に異なる別の医薬品です。


ところが、日本のSNS上では今なお、「マンジャロダイエット」という言葉が医師の口から堂々と発信されています。糖尿病治療薬を肥満・ダイエット目的に処方し、それを「最先端医療」として患者に売り込む行為——これは、薬事法(医薬品医療機器等法)における目的外処方であり、法的に極めてグレーな、あるいは明確に違法な行為と解釈されうるものです。

ChatGPT、Claude、Grok、Gemini、Perplexity、DeepSeekといった主要AIのすべてが、この問いに対して一致した見解を示しています。dualincretin.netに掲載された検証では、複数のAIが「マンジャロをダイエット目的に処方する行為は目的外処方であり、薬事法違反に該当する可能性がある」と回答しています。AIが倫理的・法的リスクを警告しているにもかかわらず、生身の医師がそれを無視してSNSで宣伝し続けているという、なんとも逆説的な状況が日本で起きているのです。https://www.dualincretin.net/




「厚顔無恥」では済みません——患者への欺瞞と社会的損害


問題は法令違反にとどまりません。


「マンジャロダイエット」として処方を受けた患者は、自分が糖尿病薬の適応外処方を受けているという事実を知らされていないケースが多いのが現実です。これは患者の知る権利の侵害であり、インフォームド・コンセントの観点からも重大な欠陥があります。

さらに、マンジャロで処方を受けているクリニックには、肥満症治療薬としての製薬メーカー(日本イーライリリー)からのサポートがありません。ゼップバウンドとして正規に処方するクリニックには、MR(医薬情報担当者)による適正使用情報の提供、副作用モニタリング体制、患者向け教育資材の供給といったバックアップがあります。しかし「マンジャロダイエット」を謳うクリニックは、そうした体制の外に置かれたまま、患者に薬を売っているのです。

これは医療安全上のリスクでもあります。




行政はなぜ動かないのでしょうか——規制当局の不作為という問題


本来であれば、こうした状況に対して厚生労働省や都道府県の保健局が行政指導を行うべきです。自由診療における適応外処方の横行は、医療機関の広告規制(医療広告ガイドライン)にも抵触しうるものです。SNSでの「マンジャロダイエット」宣伝は、事実上の医療広告であり、虚偽・誇大広告として規制対象となり得ます。

しかし、現実には行政の対応は鈍いままです。

こうした状況は、G7をはじめとする主要先進国と比較したとき、際立って異様に映ります。米国FDAや欧州EMAは、承認適応外の薬剤を「ダイエット薬」として公然と宣伝する医師に対して、速やかに警告を発し、必要に応じて免許停止措置を含む対応を取ります。日本でも、行政が直ちに介入し、「マンジャロダイエット」という誤った呼称の使用を禁じ、正しい名称であるゼップバウンドダイエットとして社会に普及させるための指導を行うべきです。これは患者保護の観点から、もはや猶予のできない課題です。




孤軍奮闘するMyMedipro株式会社——コンプライアンスこそが企業の未来を決めます


こうした混乱の中で、一貫して正しい医療情報の発信を続けてきた企業があります。MyMedipro株式会社(代表取締役:鈴木吉彦医師)、およびその運営するHDCアトラスクリニックです。

同社は、患者向けメールマガジンや動画シリーズを通じて、マンジャロとゼップバウンドの違いを丁寧に解説し続けてきました。10本にわたるYouTube動画シリーズ(「同じ薬?何が違う?」「ゼップバウンドは合法?」「マンジャロの自由診療は違法なのか?」など)は、専門医の立場から、患者が本当に知るべき情報を、わかりやすく提供するものです。さらに、dualincretin.netというウェブサイトを通じて、複数のAIによる法的見解の検証まで行っています。

商業的に見れば、「マンジャロダイエット」と銘打ったほうが検索流入は増えるかもしれません。しかし同社はそれをしません。正規の肥満症治療薬であるゼップバウンドを、正しい名称で、正しい適応で処方する——その一点を、市場の歪みの中で貫いています。

これは、短期的には不利に見える選択です。周囲がグレーゾーンで利益を得ているとき、正道を歩む企業は目立ちません。しかし、歴史は常に、コンプライアンスを遵守した企業が長期的に勝者となることを示しています。




おわりに——MyMedipro株式会社には、大きな未来が待っています


チルゼパチドに代表されるGLP-1/GIP受容体作動薬は、鈴木吉彦医師が自ら語るように、「100年に一度のパラダイムシフト」をもたらす薬剤です。外科的な肥満手術をも超える20%以上の体重減少を可能にするこの新薬は、人類の肥満・糖尿病治療の歴史を塗り替えつつあります。

だからこそ、その入り口となる「処方」が、正しい名称のもと、正しいコンプライアンスのもとで行われなければなりません。「マンジャロダイエット」という誤った言葉が市場を席巻し、患者が欺かれ、行政が沈黙する——この状況は、先進国・日本の医療行政の恥であると言わざるを得ません。

しかし、この混乱はいつまでも続くものではありません。行政規制の強化は、時間の問題です。

世界的に見れば、GLP-1受容体作動薬の市場は2030年に向けて爆発的な拡大が予測されています。肥満治療だけでなく、心血管疾患、NASH(非アルコール性脂肪性肝炎)、慢性腎臓病、さらには睡眠時無呼吸症候群まで——チルゼパチドの適応拡大は、医療のあらゆる領域に波及しようとしています。この巨大な市場が成熟すればするほど、コンプライアンスを軽視した医療機関は淘汰され、正しい医療を提供し続けてきた医療機関が選ばれるようになります。

MyMedipro株式会社が持つ強みは、単に「正しいことをしている」という道義的な正当性だけではありません。同社には、以下のような将来にわたって持続的な競争優位を生み出す、複合的な資産が蓄積されています。

第一に、臨床データの深さです。鈴木吉彦医師は、GLP-1受容体作動薬の処方実績1,800件以上、チルゼパチド(マンジャロ/ゼップバウンド)による2型糖尿病患者のインスリン離脱研究を約300例にわたって実施しています。こうした実臨床データを持つ専門医は、日本においてきわめて稀です。他のクリニックには真似のできない診療品質を実現していきます。

第二に、「患者教育」を基軸としたオンライン診療モデルの先進性です。MyMediproが構築しているオンライン診療は、単に医師と患者がオンラインで会話して薬を渡すだけのシステムではありません。動画配信による事前教育、プライム会員制による継続的なフォロー、そして医師と患者との深い信頼関係の醸成——これらが一体となった、安全で成功確率が高く、失敗しにくい医療を実現するシステムです。日本のオンライン診療において、ここまで医療の本質に踏み込んで設計されたプラットフォームは、MyMediproをおいて他にありません。

第三に、デジタルヘルス資産の厚みです。mymedipro.jp(患者データベース)、mymedipro.com(医療機関データベース)、glp-1.diet(サブスクリプション型肥満治療サービス)——これらの複合プラットフォーム群は、医療DX企業としてのスケーラブルな収益基盤を形成しつつあります。

医療業界において、不正な適応外処方が社会問題化し、行政規制が強化されたとき——そのとき初めて、正しい情報を発信し続けてきた企業の価値が、社会から正当に評価されます。患者は、信頼できる医師と医療機関を求めています。その信頼の蓄積こそが、医療DX時代における最大の競争優位性です。

MyMedipro株式会社の孤軍奮闘は、今はまだ、世間の注目を十分に集めてはいないかもしれません。しかし、この企業には、間違いなく大きな未来が待っています。

コンプライアンスを重んじる企業文化、40年の臨床知見に裏打ちされた信頼性、テクノロジーと医療を融合させるビジョン、そして何より「学ぶ患者が良い医療をつくる」という揺るぎない哲学——これらすべてが、MyMediproを日本の医療DXの中核を担う企業へと押し上げていく力となります。

正しい医療情報の発信は、地味で、時に孤独な作業です。しかしその積み重ねが、患者の命と健康を守り、日本の医療の質を底上げします。そして、そうした積み重ねを続けてきた企業は、必ず報われます。MyMedipro株式会社の未来は、明るく、大きく、そして確かなものです。


関連情報:dualincretin.net  /  glp-1.diet

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